-共生社会に向けた障害者就労支援の共通基盤-
調査研究報告書 No.134
保健医療、福祉、教育分野における障害者の職業準備と就労移行等を促進する地域支援のあり方に関する研究
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発行年月
2017年03月
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キーワード
職業準備支援 ジョブコーチ支援 職場定着支援 就業継続支援 人材育成 多職種連携
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職業リハビリテーション活動による課題領域の体系図・ICFによる課題領域の体系図 該当項目
執筆者(執筆順)
執筆者 | 執筆箇所 |
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春名 由一郎 (障害者職業総合センター 主任研究員) | 全般 |
清野 絵 (障害者職業総合センター 研究員) | 第3章 第2節、第4章 第2節1 |
野元 葵 (障害者職業総合センター 研究協力員) | 第3章 第2節 |
榎並 公平 (障害者職業総合センター 研究協力員) | 第3章、第4章 第2節2 |
研究の目的
障害や疾病があっても職業をとおして社会参加できる共生社会の理念は、保健医療、福祉、教育分野にも広がり、就労支援はこれら関係分野と共通認識をもって取り組むことが重要となっています。本研究では、このような関係機関・職種を対象とした障害者就労支援の取組と課題等に関する調査・分析を行い、これらの関係機関・職種が、なぜ、どうやって、何に取り組めばよいのかを明らかにすることを目的としました。
活用のポイントと知見
本研究では、障害者の職業準備と就労移行等を促進する支援を効果的に実施するに当たって、最も基本的な内容であるにもかかわらず、保健医療、福祉、教育分野を含む地域機関・職種の関係者の多くに共有されていない分野横断的な「障害者就労支援の共通基盤」があること、またそれは「①障害者就労支援の基本的枠組み」と「②多分野間の障害者就労支援の共通理解のポイント」の2点であることを新たに明らかにしました。今後、関係者が地域で就労支援の役割分担や連携を検討する際、これら関係者が共有できる共通目標、就労支援のポイント、それぞれの専門性を活かした具体的取組のヒントを確認するために活用していただくことが望まれます。


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