調査研究報告書 No.84
地域における雇用と医療等との連携による障害者の職業生活支援ネットワークの形成に関する総合的研究
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発行年月
2008年03月
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職業リハビリテーション活動による課題領域の体系図・ICFによる課題領域の体系図 該当項目
執筆者(執筆順)
執筆者 | 執筆箇所 |
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佐藤 珠己 (障害者職業総合センター統括研究員) | 概要、序章、終章 |
春名 由一郎 (障害者職業総合センター研究員) | 第1章、第2章、第3章 |
田谷 勝夫 (障害者職業総合センター主任研究員) | 第4章 |
内木場 雅子 (障害者職業総合センター研究員) | 第5章 |
三島 広和 (障害者職業総合センター研究員) | 第6章 |
目次
- 概要
- 序章 問題の所在
- 1 医療等から雇用までの一貫した支援
- 2 難病、高次脳機能障害、精神障害を有する者の現状と最近の支援施策の動向
- (1)難病患者に対する支援
- (2)高次脳機能障害者に対する支援
- (3)精神障害者に対する支援
- 3 医療等と雇用の連携の現状と課題
- 第1章 目的と方法
- 第1節 研究の目的
- 第2節 研究の方法
- 1 研究対象
- 2 医療的ケアを必要とする人の就業を支える地域支援システム調査
- 3 雇用と医療等との連携による就業支援の課題と可能性の事例検討
- 4 雇用と医療等との連携のあり方を検討するための研究委員会
- (1)総合研究委員会
- (2)難病就業支援モデル事業推進委員会
- (3)高次脳機能障害就業支援モデル事業推進委員会
- 第2章 医療・保健分野における就業支援
- 第1節 医療・保健分野における就業支援の実態
- 1 医療・保健分野における就業支援の理由
- (1)医療・保健機関が就業支援を行う理由
- (2)医療・保健機関における就業支援の今後の重要度
- 2 医療・保健分野における就業支援の取組と限界
- (1)医療・保健分野の各機関における職業準備支援
- (2)医療・保健分野における「職場適応」「就業継続」期の支援
- (3)医療・保健分野における就業支援の可能性と限界
- 3 医療・保健分野からみた労働分野との連携の実態と課題
- (1)医療・保健機関が活用している労働関係機関
- (2)医療・保健機関からみた労働分野との連携の必要性
- (3)医療・保健機関による労働関係の制度や支援方法の認知状況
- (4)医療・保健機関からみた労働分野との連携の課題
- 4 医療・保健分野における就業支援への業務体制
- (1)医療・保健関係機関における就業支援業務の位置づけ
- (2)対象障害種類別の就業支援の実施状況
- (3)医療・保健機関における就業支援に関する専門性の確保
- 1 医療・保健分野における就業支援の理由
- 第2節 医療・保健分野を含めた就業支援モデルの社会的転換の課題
- 1 医療・保健分野における病気や障害のある人の就業可能性についての意識
- 2 医療・保健機関における就業支援への積極的取組の構成要素
- (1)就業可能性の現状認識の構成要素
- (2)「病気や障害があっても働ける」意識に関連した就業支援内容
- (3)「労働能力は身体、知的な能力と相関しない」意識に関連した就業支援内容
- 3 障害種類別の就業支援戦略への取組課題
- (1)生活機能モデルに対応した就業支援戦略の取組状況
- (2)事業主との個別マッチングを重視した就業支援戦略の取組状況
- 4 就業支援業務の位置づけと就業支援戦略への取組状況
- 第3節 まとめ
- 第1節 医療・保健分野における就業支援の実態
- 第3章 難病の多様性・複雑性に対応する新たな就業支援モデル事業
- 第1節 はじめに
- 第2節 就業支援モデル事業の目的
- 第3節 就業支援モデル事業の方法
- 第4節 就業支援モデル事業の実施状況と成果の概要
- 1 就業支援モデル事業のプログラム評価と実施意義の確認
- 2 モデル事業を実施する3地域の選定
- 3 就業支援モデル事業への参加者
- 4 難病モデル事業の実施と成果の概要
- (1)支援の実施状況
- (2)就業成果
- (3)健康成果
- (4)就業意欲や自己効力感
- 5 まとめ
- 第5節 難病のある人の就業支援の成功事例の分析
- 1 「ストーリー」として就業支援を理解する必要性
- 2 成功事例の分析方法
- 3 成功事例の分析
- 4 まとめ
- 5 事例集
- 第6節 難病就業支援モデル事業の実施上の課題
- 1 新たな就業支援への取組から明らかになった課題と新たな実践
- 2 カスタマイズ就業モデルの全般的実施状況の把握
- 3 カスタマイズ就業支援モデルの詳細な実施上の課題の把握
- 4 まとめ
- 第7節 まとめ
- 1 難病就業支援モデル事業により示唆される雇用と医療・保健の新しい関係
- 2 「病気や障害と共存して働く生活と人生の再構築」という共通ビジョン
- 3 医療・保健分野と労働分野の間の新たな就業移行支援の枠組の必要性
- 4 医療・保健分野と労働分野が連携した新たな職業リハビリテーションに向けて
- 第4章 高次脳機能障害者の就業支援における医療機関と就業支援機関の連携
- 第1節 はじめに
- 第2節 高次脳機能障害就業支援モデル事業
- 1 就業支援モデル事業の概要
- (1)目的と方法
- (2)結果の概要
- 2 支援事例
- 3 就業支援モデル事業における連携体制強化のための課題
- (1)支援対象者への支援
- (2)医療機関へのフィードバック
- (3) 就業支援モデル事業における連携の現状 —医療リハと職リハの認識の違い—
- (4)効果的な情報交換体制
- (5)医療機関の課題
- (6)就業に対する柔軟な考え方への認識
- 1 就業支援モデル事業の概要
- 第3節 医療機関と就業支援機関の連携の実態調査
- 1 調査の背景
- 2 調査1:就業支援未実施医療機関実態調査
- (1)調査の目的及び方法
- (2)調査結果の概要
- 3 調査2:就業支援実施医療機関実態調査
- (1)調査の目的及び方法
- (2)調査結果の概要
- 4 調査2-2;就業支援実施医療機関ヒアリング調査
- (1)ヒアリング調査の概要
- (2)ヒアリング対象機関の状況
- 第5章 精神障害者の就業と就業継続の支援
- 第1節 はじめに
- 第2節 医療機関に対するヒアリング調査とその結果
- 1 医療機関ヒアリング調査の概要
- (1)調査の目的
- (2)調査結果の概要
- 2 医療機関ヒアリングの事例
- 1 医療機関ヒアリング調査の概要
- 第3節 企業に対するヒアリング調査とその結果
- 1 企業ヒアリング調査の概要
- (1)調査の目的
- (2)調査結果の概要
- 2 企業ヒアリングの事例
- 1 企業ヒアリング調査の概要
- 第4節 精神障害者の就業と就業継続を支える連携のあり方
- 1 就業と就業継続を支える関係機関の取組
- 2 医療・福祉と雇用の連携
- 3 求められる関係機関の連携並びに就業と就業継続の支援の強化
- 第6章 情報支援ツールの開発及び活用
- 第1節 はじめに
- 第2節 情報支援ツールの開発
- 1 開発の目的
- 2 開発の考え方
- (1)WorkNETの活用
- (2)登録内容の管理及び共有化
- (3)セキュリティ
- 3 開発の内容
- (1)就業支援情報の登録・管理ツールの開発
- (2)関係者間の情報共有システムの開発
- 第3節 本研究における活用
- 1 情報支援ツールの難病就業支援モデル事業における活用
- 2 就業支援情報の登録・管理ツールの活用状況の検討
- 3 関係者間の情報共有システムの活用状況の検討
- 4 活用・検証の結果と今後の課題
- 終章 就業支援の連携構築への期待
- 謝辞
- 参考資料
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