調査研究報告書 No.164
障害の多様化に対応した職業リハビリテーションツールの効果的な活用に関する研究
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発行年月
2022年03月
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キーワード
職場適応促進のためのトータルパッケージ(TP) ワークサンプル幕張版(MWS) 幕張版ストレス・疲労アセスメントシート(MSFAS) ADDIEモデル インストラクショナルデザイン 伝達プログラム
執筆者(執筆順)
執筆者 | 執筆箇所 |
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山科 正寿 (障害者職業総合センター 主任研究員) | 序章第1節、第2節、第1章第1節、第3節、第4節、第2章第2節、第4章第1節、第2節 |
村久木 洋一 (障害者職業総合センター 研究員) | 序章第3節、第2章第3節、第4章第1節、第2節 |
田村 みつよ (障害者職業総合センター 研究員) | 第1章第2節、第2章第4節、第3章 |
武澤 友広 (障害者職業総合センター 研究員) | 第2章第1節、第4節、第4章第3節 |
渋谷 友紀 (障害者職業総合センター 研究員) | 第2章第3節 |
研究の目的
「セルフマネージメントスキルを活用しつつ、必要な支援を受けながら自立した職業生活を送れるよう支援することを目指した総合的な職業リハビリテーションサービス」である「職場適応促進のためのトータルパッケージ(TP)」の活用状況や活用促進に向けての課題を整理し、TPが効果的に活用されるように活用促進の方策を検討することを目的としています。
活用のポイントと知見
TPが効果的に活用されるための方策を検討した結果として、①「支援者がTPの理論的知識を実践に生かせること」を目標とした伝達プログラムの開発、②「支援者のTPの導入意欲を喚起すること」を目標とした「職場適応促進のためのトータルパッケージツールを活用した実践事例集」の作成、③学習者の知識の状態や所属機関の役割・機能に応じて、必要な情報を参照して学習できる「トータルパッケージ学習テキスト」の作成を行いました。
TPに関する知識を深めるとともに、TPを活用した支援ノウハウを習得するにあたって、これらをご活用いただけます。

学習者に応じた学習ができます
本調査研究により作成された成果物については、「学習者の状態に応じてどの成果物を活用して学習を進めると良いか」に関する目安を以下のとおり提示しています。
- ①TPツールの導入意欲を高める段階:「職場適応促進のためのトータルパッケージを活用した実践事例集」
- ②TPツールの実施手続に習熟する段階:「トータルパッケージ学習テキスト」
- ③TPツールの理論的知識を実践する段階:「トータルパッケージ伝達プログラム」
また、②及び③の研修資料(研修スライド)はさまざまな学習形態(OJT、Off-JT、自己啓発)に対応できることを示しており、学習者自身、また学習者が所属する機関の役割や機能に応じてさまざま学習が可能となっています。
※発表資料は、研修に参加された方向けの補助資料として作成したものです。
※本資料のご利用にあたっては、研究企画部企画調整室へご連絡いただくとともに引用元の明記をお願いいたします。
ダウンロード
冊子在庫
あり
関連する研究成果物
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