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第1分科会 雇用継続、職場定着の取組

※ 発表資料を掲載していない方については、発表論文を参照してください。
※ タイトル及び概要は、発表者からいただいた内容を掲載しています。
  また、共同研究者については省略しています。

1 ジョブローテーションの実施と職場定着の維持向上について ~設立から今日までの8年をふり返って~

【発表者】

岡村 雅子(コニカミノルタウイズユー株式会社 総務部定着推進グループ グループリーダー)

【発表概要】

障がい者雇用の定説では、環境変化は無い方が良いとされていますが、当社では、入社後3年間は1年ごとにあえてジョブローテーションを実施しています。環境を変えることでもたらされるメリットやデメリット。そこから導き出される、今後の課題について考察していきたいと思います。

2 D&Iをより一層浸透させるための、働くことを希望する人がその能力を最大限に発揮できる職場づくり

【発表者】

江口 恵美(オムロン太陽株式会社経営企画部 D&I推進グループ グループ長)

【発表概要】

これまでは主に身体障がいのある人が働きやすい現場改善を行い、「バリアフリー」な環境での生産活動を行ってきた。しかし、精神障がいや知的障がいのある人への近年の雇用ニーズに応えるためには、更に多様な障がいに対応出来る環境づくりが必要である。そこで障がいの特性、更には障がいの有無に関わらず活躍できる『「ユニバーサル」ものづくり』に取り組み、一人ひとりが主役となれる職場づくりへと進化を遂げている。

3 盲ろう者の大学事務職における就労事例報告 -一般就労におけるコミュニケーション上の工夫と職務態度の習得を中心に-

【発表者】

森 敦史(筑波技術大学 総務課広報・情報化推進係 事務補佐員)

【発表概要】

先天性盲ろう者であるAは大学院を経て、昨年度より大学の事務職員として働いている。昨年度の発表では就職に至る経緯と勤務開始当初の支援体制や課題について報告したが、最近は日常業務の流れを把握できてきた一方で、新たな課題が散見されている。本発表では当事者として、職場での同僚・上司とのコミュニケーション上の工夫と職務態度の習得における取り組みを紹介しつつ、盲ろう者の一般就労における課題を解説する。

4 障がい者は企業の戦力となり、その活動を企業戦略そして社会的価値とし持続可能な社会SDGsの実現に貢献する

【発表者】

笹 さとみ(The Links株式会社 取締役 兼 業務部部長)

【発表概要】

ビジネスを通じて地球環境課題、社会的課題へ取り組む親会社サラヤ㈱は世界の「衛生・環境・健康」の向上に貢献している。このサラヤの「いのちをつなぐ」という企業ミッションを当社においても受け継ぎ、企業と社会、そして障がい者をつなぐという想いから特例子会社を設立した。その特例子会社The Linksについて事業内容、障がい者の方の取り組みの様子、そこから気づいたことなどを、タイトルに沿って紹介する。

5 行動活性化を目的としたアプリ導入および秋葉原academyにおける研修実践効果

【発表者】

秋山 洸亮(株式会社アウトソーシングビジネスサービス Employment Support Center Supervisor(公認心理師・臨床心理士))

【発表概要】

本実践報告では以下の2点の報告を行う。①在宅環境下における業務上の行動活性化を目的としたアプリ"Ra"の導入、②弊社、Akihabara academyにおける研修効果、以上の2点について報告し、今後の展望について発表する。
※都合により当日の発表は中止になりました。