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-発達障害特性と精神障害が併存する人の課題と対応の実際-

調査研究報告書 No.150
発達障害者のストレス認知と職場適応のための支援に関する研究 -精神疾患を併存する者を中心として-

  • 発行年月

    2020年03月

  • キーワード

    発達障害 精神障害 併存 地域障害者職業センター 適応定着支援 復職支援 対応の視点 精神症状 職場のストレス ストレス対処

  • 職業リハビリテーション活動による課題領域の体系図・ICFによる課題領域の体系図 該当項目

    障害特性/課題の把握

執筆者(執筆順)

執筆者 執筆箇所
知名 青子 (障害者職業総合センター 研究員) 概要、序章、第1章、第2章、第3章、総括
清水 求 (障害者職業総合センター 研究協力員) 第1章のデータ分析、第1章、第2章の図表作成
大隅 薫 (障害者職業総合センター 研究協力員) 第1章、第2章の図表作成

研究の目的

本研究では、地域障害者職業センターの利用者のうち、発達障害の診断以外に気分障害等の精神障害を併存する者の存在や、主たる障害が精神障害であるものの“発達障害特性”を有している対象者の存在に注目し、これら対象者の実態について基礎的な資料整備を行いました。また、地域センターにおける対象者への支援の実態把握を通じて、発達障害特性と精神障害を併存する対象者の課題と支援について検討しました。

活用のポイントと知見

  • 発達障害に精神障害が併存する人や、精神障害があり発達障害の特性がうかがえる人の課題解決の参考として活用いただけます。
  • 地域障害者職業センターを利用する発達障害者、精神障害者の属性(男女比、年代分布、障害者手帳の所持状況、職業経験等)や、発達障害特性と精神障害を併存する人の特性と課題に関する参考資料として活用いただけます。
発達障害者群と精神障害者群(発達障害の特性がうかがえる者)の発達障害関連特性(社会性・コミュニケーション)の程度について、支援の担当者に尋ねた結果を示した図。回答は3つの選択肢「特異さがある」「特異さがややある」、「平均的」が設けられ、回答がない場合は「不明・無回答」となっている。図のグラフには2群それぞれの回答の内訳が示されている。項目は上から順に、「対人的交流の相互作用の障害」、「非言語的コミュニケーションの障害」、「他者との関係づくり」となっており、3項目とも「特異さがある」の選択率と「特異さがややある」の選択率を合わせた割合は発達障害者群の方が精神障害者群よりも多い。
発達障害者と精神障害者(発達障害の特性がうかがえる群)における発達障害関連特性(社会性・コミュニケーション)に関する担当者の所見

令和2年度地方研究発表会資料

【テーマ】

発達障害特性と精神障害が併存する人の就労支援のために

※発表資料は、研修に参加された方向けの補助資料として作成したものです。
※本資料のご利用にあたっては、研究企画部企画調整室へご連絡いただくとともに引用元の明記をお願いいたします。

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