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マニュアル、教材、ツール等 No.9
職業探索支援システム

  • 発行年月

    2002年09月

概要

障害者が働く意味や仕事について理解し、具体的な就職を決められるように支援するためのシステム(ソフトウェア)で、内容は障害者本人や家族等の関係者が職業選択の手がかりを得るための「しごと探検クラブ」と、専門家が障害者の職業選択を手助けするための「職業相談クラブ」から成っています。

①しごと探検クラブ・・・使い方の練習、しごとの森(*)、働いている先輩たち、仕事の特徴、職業ハンドブック
*様々な職業の仕事の内容を写真等を用いて説明するプログラム
②職業相談クラブ・・・職務、知的障害者雇用事例、地域内事業所(*)、職業ハンドブック
*支援者が地域内の事業所のデータを登録し台帳として活用するためのプログラム

本システムでは、郵送及び訪問調査により収集した3824の職務と、雑誌、報告書等の文献から収集した545事例について、職務のデータベースと雇用事例のデータベースを作成し、活用しています。職務のデータベースは「しごと探検クラブ」の「しごとの特徴」、「職業相談クラブ」の「職務」から利用できます。また、雇用事例のデータベースは、「しごと探検クラブ」の「働いている先輩たち」、「職業相談クラブ」の「知的障害者雇用事例」から利用できます。

構成

  • 「職業探索支援システム取扱説明書(導入編)」(CD-ROM1枚を含む)
  • 「職業探索支援システムマニュアル(解説編)」
しごと探検クラブのコンテンツの一つである「しごとの森」のスクリーンショット。AからHまでの異なる色の8つの家のアイコンが並んでいる。Bの「青色の家」では「この家にはお店などで物を売る仕事や、荷物を移動したりいろいろな場所へ届けたりする仕事が入っています。むずかしいことを覚える仕事ではありませんが、朝の早い時間や夜の遅い時間に仕事をしたり、残業したりすることもあります」との説明文が表示されている。
<しごと探検クラブ> しごとの森
職業相談クラブの中の職務の特徴を説明するコンテンツのスクリーンショット。下記の情報が表示されている。
・職務の手順:単純反復作業である
・計量や計数:数量を数えることがある
・作業速度:非常に速い
・作業ペース:同僚や機械のペース
・初期の教育期間:一ヶ月
・ミスの確認:他の従業員による複数の確認段階がある
・機械・装置や道具・工具の操作:ごく簡単な操作
・外部の人との折衝、対応:ほとんどない
・一日の中での仕事量の変化:変化はあるが大きな変化ではない
・一ヶ月の中での仕事量の変化:変化はあるが大きな変化ではない
・一年の中での仕事量の変化:変化はあるが大きな変化ではない
・例外的な仕事の多さ:少しある
・今後の従事者の増減:減る
<職業相談クラブ> 職務

在庫

なし

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