資料シリーズ No.39
就職困難な若年者の就業支援の課題に関する研究
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発行年月
2008年03月
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職業リハビリテーション活動による課題領域の体系図・ICFによる課題領域の体系図 該当項目
執筆者(執筆順)
執筆者 | 執筆箇所 |
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小泉 哲雄 (障害者職業総合センター 統括研究員) | 序、おわりに |
小杉 礼子 (労働政策研究・研修機構 統括研究員) | 第1章 |
津富 宏 (静岡県立大学国際関係学部 准教授 特定非営利活動法人青少年就労支援ネットワーク静岡理事長) |
第2章 |
東條 吉邦 (茨城大学教育学部 教授) | 第3章 |
概要
「発達障害のある若者の職業ガイダンス研究会」を設置し、「就職困難な若年者の就業支援の課題」に関する議論を行った結果を取りまとめたもの。ここでは、まず、現代の若者が置かれている職業環境について、雇用施策にアクセスしがたい層との関連で検討した。そのうえで、無業状態にある若者を支援する機関の現状を踏まえ、支援の在り方と課題を検討し、発達障害のある当事者の支援ニーズと就労準備の課題について検討を加えた。以上を踏まえ、障害者対策と若年対策の連携の必要性や在り方等につき、提言を行った。
目次
- 序
- 第1章 若者の就業問題の現状と課題
- 1.はじめに
- 2.若者の就業状況の変化と現状の概観
- 3.ニート問題
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(1)ニート問題への関心と導入の経緯
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(2)ニートの定義と増加傾向
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(3)ニート状態の若者の特徴と増加の背景
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(4)ニート状態と世帯収入
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- 4.日本のこれまでの若者就業支援
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(1)日本の若者雇用対策
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(2)若年無業者対策としての若者自立塾・若者サポートステーション
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- 5.イギリスの若者支援政策との比較から見える問題
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(1)イギリスの若者支援策
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(2)日英の比較から見る日本の政策の課題
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引用・参考文献
- 第2章 就労支援機関における支援の課題
- 1.若年者就労支援機関の対象者のもつ何らかの障害
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(1)発達障害との関連について
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(2)精神障害との関連について
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(3) データが示唆すること
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- 2.障害者就労支援から、若年者就労支援への、就労支援ノウハウの移転
- 3.就労支援対象者の処遇困難度: 内閣府調査
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(1)困難度の次元性
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(2)就労支援機関のタイプによる困難度の差
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- 4.伴走型就労支援: 就職支援から就労支援へ
- 5.就労支援機関の課題
- 課題1 伴走型支援の制度化
- 課題2 支援対象者のアセスメント力の強化
- 課題3 就労体験先や雇用主との連携
- 課題4 支援者の力量の向上
- 課題5 ネットワークの強化
- 課題6 エビデンスに基づく支援の提供
- 6.将来の課題: 予防こそ解決
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付論:若年者就労支援機関を訪れる、障害を持つ可能性がある若者の障害の受容と対処文献
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- 1.若年者就労支援機関の対象者のもつ何らかの障害
- 第3章 発達障害のある若者に対する支援の課題……就労準備教育をめぐって……
- 1.はじめに -発達障害と特別支援教育-
- 2.発達障害児の後期中等教育並びに高等教育の現状と課題
- 3.当事者本人の視点からみた就労支援と教育の課題
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(1)就労準備教育としての特別支援教育
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(2)家庭で行う就労準備教育
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(3)当事者にとって望ましい就労のあり方とは
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(4)職場環境に適応するには
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(5)就労をめぐる現状と問題点
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- 4.おわりに
- 引用・参考文献
- おわりに
- 1.研究会の活動
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(1) 若者就業支援機関の利用者に関するヒアリング調査
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(2) 職業リハビリテーションに関する情報提供の在り方に関するヒアリング
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- 2.発達障害者の就業支援を考えるにあたっての留意事項
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(1) 第1章から第3章で示された内容
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(2) 発達障害者の就労支援の観点から見た課題
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- 1.研究会の活動
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分割
- 表紙、目次、序、第1章(PDF/884.68KB)
- 第2章(PDF/1.01MB)
- 第3章(PDF/1.17MB)
- おわりに(PDF/731.18KB)
冊子在庫
あり