-コミュニケーションが変わる15のスキル-
調査研究報告書 No.151
高次脳機能障害者の職場適応促進を目的とした職場のコミュニケーションへの介入-コミュニケーションパートナートレーニング-
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発行年月
2020年03月
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キーワード
高次脳機能障害 職場適応促進 コミュニケーションパートナートレーニング
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職業リハビリテーション活動による課題領域の体系図・ICFによる課題領域の体系図 該当項目
執筆者(執筆順)
執筆者 | 執筆箇所 |
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土屋 知子 (障害者職業総合センター 研究員) | 第1章~第4章 |
松尾 加代 (障害者職業総合センター 研究協力員) | 第1章~第4章 |
研究の目的
高次脳機能障害者の職場適応を支援する上で、職場でのコミュニケーションに着目することは重要です。コミュニケーションパートナートレーニング(CPT)は、高次脳機能障害者の周囲の人に対して、適切なコミュニケーションについての情報提供や助言を行い、練習機会を提供する介入方法です。本研究では、高次脳機能障害者の職場の人的環境(上司や同僚、企業在籍型JCなど)を対象とするCPTを開発し、その効果を検討しました。
活用のポイントと知見
高次脳機能障害者の上司や同僚、企業在籍型ジョブコーチ等は、CPTに参加することで高次脳機能障害者とのコミュニケーションに関する知識、自信、そして意欲が向上することが確認されました。本研究は、職業リハビリテーション支援者が高次脳機能障害のある人を雇用する事業主への助言等をする際の参考として、また、事業主が高次脳機能障害のある人との職場でのコミュニケーションを考える際の参考としてご活用いただけるものと考えます。

※発表資料は、研修に参加された方向けの補助資料として作成したものです。
※本資料のご利用にあたっては、研究企画部企画調整室へご連絡いただくとともに引用元の明記をお願いいたします。
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あり