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-長期縦断調査で把握した障害者の働き方等の経時的変化-

マニュアル、教材、ツール等 No.84
パネル調査がとらえた障害のある人の職業人生

  • 発行年月

    2025年03月

  • キーワード

    パネル調査  長期縦断調査  キャリア形成  職業サイクル  職業人生  労働条件  満足度  身体障害  知的障害  精神障害  視覚障害  聴覚障害  肢体不自由  内部障害  合理的配慮  就労率  中高年  障害の重度化  東日本大震災  新型コロナウイルス感染症

  • 職業リハビリテーション活動による課題領域の体系図・ICFによる課題領域の体系図 該当項目

    キャリア形成に関する状況等の把握

活用のポイント

  • 障害者が就いている職種、就業形態、給与、仕事に関する満足度が年齢を重ねることでどのように変化したかについて分析した結果を世代別又は障害種類別に報告しています。
  • 喫緊の政策課題である中高年期における障害の重度化が働き方等に与える影響について報告しています。
  • 東日本大震災や新型コロナウイルス感染症拡大といった社会情勢の大きな変化が障害者の就業及び生活に与えた影響について報告しています。
本冊子の表紙の画像と本文のサンプル画像を表示しています。
『パネル調査がとらえた障害のある人の職業人生』のサンプル

障害のある労働者の職業サイクルの全体像

本調査がパネル調査であることのメリットの一つは、障害のある労働者の職業サイクル(職業人生における労働者の就職、就業の継続、休職や復職、離職や再就職、キャリア形成、そして最終的な職業人生からの引退に至る多くの労働者に共通する経験の全体)についての総合的な調査項目により、同じ対象者を長期にわたり追跡していることです。この利点を活かし、障害のある労働者の職業サイクルの基本的特徴を明らかにする分析を行いました。

障害の重度化が働き方等に与える影響

パネル調査の、もう一つのメリットは、一人の人を追跡し障害の重度化や働き方の変化、配慮事項の変化等の時間経過を踏まえた関係性について分析できることです。そのような利点を活かし、喫緊の政策課題である中高年期における障害の重度化が働き方等に与える影響を分析しました。

大きな社会情勢や法制度の変化の影響

パネル調査では、年齢や世代の影響だけでなく、特定の時期に発生し社会全体に影響する事象の影響も捉えることができます。本調査期間中には、多くの社会的出来事、社会情勢並びに障害者施策の変化がありました。雇用の分野における合理的配慮の提供義務化等を内容とする改正障害者雇用促進法の施行前後の変化や東日本大震災と新型コロナウイルス感染症拡大の影響について分析しました。

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