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慢性肝炎


英語名 Chronic Hepatitis
略称  
区分 その他の慢性疾患
就労実態情報 今回調査実施
日本の患者数 1200000
程度判定基準の有無 4段階の生活指導の手引き、Child分類(3段階)と作業能力評価表
病気の内容 6ヶ月以上、肝臓内炎症が持続
サブタイプ B型、C型
病因 ウィルス
性差 ほとんど性差なし
発病年齢 30歳代~40歳代
予後 B型は入院の後1ヶ月で職場復帰となるが、急性増悪の可能性がある(肉体的労作や環境条件が誘因になることはない)。C型は20~30年の経過の後に肝硬変に至り高率に肝細胞癌が発生する。
生存率 死亡例は少ない
入院の必要 増悪期のみ必要
就労の条件 緩解期には、健常者とほぼ同様の生活が可だが経過観察が必要。重労働は禁止。
肝臓症状 あり
全身症状 軽度の全身倦怠感、食欲不振、体重減少、脂肪嫌悪
身体活動 過激な運動を避ける
労働時間制限 平常勤務
睡眠の必要 8~10時間が必要
過労 避ける。軽症では体力を著しく使う仕事は不可。軽度の増悪期には軽度勤務可の場合あり。
精神的ストレス 避ける
注意事項 定期的な検査が必要。
他者への感染防止策 HBs抗原陽性者では歯磨き用具、カミソリの扱い、創傷時の血液、分泌物、排泄物に注意

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【資料出所】

障害者職業総合センター「難病等慢性疾患の就労実態と就労支援の課題」調査研究報告書No.30(1998)付録1

(注意)

本表は付録1を疾患別に掲載したものであり、報告書作成当時(1998年)の内容、表現であることに留意が必要である。