神経繊維腫症
英語名 | Neurofibroma |
略称 | NF |
区分 | 研究対象 |
就労実態情報 | 今回調査実施 |
日本の患者数 | 41000 |
程度判定基準の有無 | 3段階の生活指導の手引き |
病気の内容 | 皮膚に先天的素因に基づく母斑(限局性の組織奇形)を有し、神経外胚葉系、特に頭蓋内と眼の異常によって特徴づけられる。 |
サブタイプ | I型(レックリングハウゼン病;4万人)、II型(聴神経腫瘍を主徴とする;1000人程度) |
病因 | 常染色体優性の遺伝性疾患 |
性差 | ほとんど性差なし |
発病年齢 | 幼少時が多い |
予後 | I型は良好。II型は極めて悪く脳腫瘍で死亡が多い。 |
生存率 | I型で死亡はほとんどない。II型は極めて悪く脳腫瘍で死亡が多い。 |
入院の必要 | 入院の必要なし |
就労の条件 | I型は原則的に就労可。 |
視力障害 | II型の場合若年性白内障が見られる場合がある。 |
感音障害 | II型の場合。 |
めまい | II型の場合。 |
皮膚 | カフエオレ斑 |
精神神経症状 | 100人に1人程度で頭蓋内に腫瘍ができた場合に頭痛、吐き気 |
長時間の正座や起立 | 脊柱側弯がある場合に装具を使用 |
過労 | 避ける |
精神的ストレス | 避ける |
高所での作業 | II型の場合禁止。 |
【資料出所】
障害者職業総合センター「難病等慢性疾患の就労実態と就労支援の課題」調査研究報告書No.30(1998)付録1
(注意)
本表は付録1を疾患別に掲載したものであり、報告書作成当時(1998年)の内容、表現であることに留意が必要である。