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網膜色素変性症


英語名 Pigmentary Retinal Degeneration
略称  
区分 治療対象
就労実態情報 今回調査実施
日本の患者数  
程度判定基準の有無 矯正視力と視野によるI~IV度の分類
病気の内容 夜盲を主症状として始まり、極めて緩慢な経過で、次第に視覚機能の低下を招き、視野狭窄や視力障害を生ずることが少なくない。
サブタイプ  
病因 遺伝性疾患(常染色体劣性遺伝、常染色体優性遺伝、その他)
性差 なし
発病年齢 幼少時が多い
予後 幼少時の発症では中年(40歳代)で高度の視覚障害が生じるが、成人してからの発症では晩年まで視覚機能が維持される
生存率 生命の危険はない。
入院の必要 なし
就労の条件 特になし
視力障害 幼少期に発症して進行した場合に、中年で失明する場合もある。初期から夜盲。
視野障害 徐々に視野の狭窄感が進行し、物にぶつかりやすくなる。
夜盲 発症時から、顕著である。
感音障害 合併することがある
運動失調 合併することがある
精神神経症状 合併することがある
日光 スキーや海水浴で過度の光線を浴びることを避ける。日常でサングラスを常用する。

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【資料出所】

障害者職業総合センター「難病等慢性疾患の就労実態と就労支援の課題」調査研究報告書No.30(1998)付録1

(注意)

本表は付録1を疾患別に掲載したものであり、報告書作成当時(1998年)の内容、表現であることに留意が必要である。