バージャー病(ビュルガー病)
英語名 | Thromboangitis Obliterans (Buerger's Disease) |
略称 | |
区分 | 治療対象 |
就労実態情報 | 今回調査実施 |
日本の患者数 | 10277 |
程度判定基準の有無 | なし |
病気の内容 | 四肢の動脈の慢性動脈閉塞症。下肢動脈に好発し、虚血症状として間欠性跛行や安静時疼痛、虚血性皮膚潰瘍、壊疽をきたす。 |
サブタイプ | |
病因 | (特定のHLAの関連性。喫煙が関与) |
性差 | 男性が10倍 |
発病年齢 | 20~40歳代 |
予後 | 軽快が43.6%、完治が7.0%。再発が32.8%。 |
生存率 | 本症で死亡することはほとんどない |
入院の必要 | 安静時疼痛・虚血性潰瘍を有するものは原則として入院。 |
就労の条件 | 最重症期の後には軽作業が可能 |
上肢障害 | しびれ感、冷感、チアノーゼ、安静時疼痛、潰瘍・脱疸。指の切断を行う場合。 |
下肢障害 | しびれ感、冷感、チアノーゼ、間欠性跛行、安静時疼痛、潰瘍・脱疸。下肢切断の場合あり。 |
歩行能力 | 間欠性跛行 |
寒冷 | 患肢の保温 |
空気環境 | 禁煙 |
身体活動 | 長時間の歩行を避ける |
長時間の正座や起立 | 避ける |
注意事項 | 禁煙 |
【資料出所】
障害者職業総合センター「難病等慢性疾患の就労実態と就労支援の課題」調査研究報告書No.30(1998)付録1
(注意)
本表は付録1を疾患別に掲載したものであり、報告書作成当時(1998年)の内容、表現であることに留意が必要である。