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ウェゲナー肉芽腫症


英語名 Wegener's Granulomatosis
略称 WG
区分 治療対象
就労実態情報 今回調査実施
日本の患者数 660
程度判定基準の有無 なし
病気の内容 鼻・肺・腎の壊死性肉芽腫病変と血管炎。
サブタイプ  
病因 (原因不明)
性差 男女差なし
発病年齢 20~50歳代
予後 発症早期に免疫抑制療法を開始すれば高率に寛解する。進行例では血液透析や慢性呼吸不全に陥る例が多い。
生存率 5年生存率が80%以上
入院の必要 まず入院、自宅での安静・臥床、次第に日常生活にもどす
就労の条件 最重症期の後には軽作業が可能
視力障害 視力障害(60%)、失明にいたることもあり。全身症状の寛解後も後遺症を残す例もある。
感音障害 片側の内耳炎、耳漏、耳閉、耳痛 (60%)
大関節 多発関節痛
じん臓症状 85%、蛋白尿(進行時)(尿毒症により死に至る可能性あり注意):血液透析になる場合あり
呼吸器症状 感冒様症状、咳嗽、喀痰、血痰、胸痛(90%)、酸素療法が必要となることあり
鼻症状 鼻閉、鼻出血、悪臭の膿性鼻汁、鞍鼻 (95%)
感染しやすさ 免疫抑制療法の副作用
全身症状 発熱、全身倦怠感、体重減少
寒冷 感染による増悪の原因
身体活動 労作時の息切れ

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【資料出所】

障害者職業総合センター「難病等慢性疾患の就労実態と就労支援の課題」調査研究報告書No.30(1998)付録1

(注意)

本表は付録1を疾患別に掲載したものであり、報告書作成当時(1998年)の内容、表現であることに留意が必要である。