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スモン


英語名 Subacute Myelo-Optico-Neuropathy
略称 SMON
区分 治療対象
就労実態情報 今回調査実施
日本の患者数 1894
程度判定基準の有無 なし
病気の内容 脊髄、末梢神経、視神経の中毒性病変
サブタイプ  
病因 キノホルム(整腸剤)による中毒性神経疾患。1970年のキノホルム使用禁止により、新規発症がなくなった。
性差 ほとんど性差なし
発病年齢 年齢による特徴なし
予後 知覚障害、視力障害は後遺症として残るが、運動障害や筋力低下は一般に改善する傾向がある
生存率 死亡例は少ない
入院の必要 入院の必要なし
就労の条件 重度以外は条件によって可能。
視力障害 重症例にのみ見られる。最重度では失明に至る。
下肢障害 最重度では下肢不動
歩行能力 下肢筋力低下、歩行時・階段昇降時の障害がある場合
膀胱障害 重症例で排尿障害や尿失禁がみられる
直腸障害 重症例で排便障害がみられる
知覚異常 下肢中心のジンジンする痛み、締め付けられる感覚等
精神神経症状 痴呆症の発症が低い。(一過性に意識障害、痙攣、注意力散漫、不眠、構音障害等)
長時間の正座や起立 初期には下肢を安静にする
過労 症状の一時的な増悪につながる

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【資料出所】

障害者職業総合センター「難病等慢性疾患の就労実態と就労支援の課題」調査研究報告書No.30(1998)付録1

(注意)

本表は付録1を疾患別に掲載したものであり、報告書作成当時(1998年)の内容、表現であることに留意が必要である。