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実践報告書No.25
高次脳機能障害者に対する職場復帰支援-失語症のある高次脳機能障害者への支援-

画像:実践報告書の表紙
  • 発行年月

    2012年03月

  • この報告書は、職場復帰支援プログラムにおける失語症を伴う高次脳機能障害者に対する支援方法や留意事項について、事例分析の結果に基づいて取りまとめたものです。

第1章では、職業リハビリテーション従事者向けの失語症の基礎知識として、失語症の障害像、失語症の諸症状、失語症の評価法、失語症のタイプについて掲載しています。
 第2章では、職場復帰支援プログラムの概要として、プログラムの利用経路、対象者、プログラムの目標、実施期間、支援のカテゴリー、プログラムの流れ等について掲載しています。
 第3章では、プログラムにおける失語症者の受講状況の概要、事例の概要、具体的支援状況と支援効果及び留意点等について、プログラムの各構成要素ごとに整理・分析した結果を掲載しています。

図は、メモリーノートの活用方法と効果について分析した事例Aに掲載されている「メモリーノートの活用例」です。自身による記入のほか、支援者が直接、重要な伝達事項を記入する、支援者が記入したふせんやメモをA氏が該当箇所に貼り付ける、又は転記する等の方法の例が示されています。
M‐メモリーノート活用例
図は、連絡会議への主体的な参加を促すための工夫として、事例Dに掲載されている、連絡会議での配付資料「MWS(訓練版)OA作業のプログラム受講状況」です。本人が内容を視覚的に理解しやすくなるよう、できるだけ図を多く取り入れる工夫を加えています。
受講状況説明資料例

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