第11分科会 企業における人材育成
※ 発表資料を掲載していない方については、発表論文を参照してください。
※ タイトル及び概要は、発表者からいただいた内容を掲載しています。
また、共同研究者については省略しています。
1 障害者雇用における障害者の戦力化を目指す教育・指導のモデリングについて
【発表者】
西岡 克也(株式会社SYSホールディングス 本社管理本部 経営企画グループ 障害者雇用担当責任者)
天野 和哉 (株式会社エスワイシステム 本社管理本部 経営企画課)
【発表概要】

障害者雇用の理念である「全ての国民が、障害の有無によって分け隔てられることなく、相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会の実現」を基に、障害者の能力と職域の拡張に重点を置き、企業の中で戦力として活躍する障害者社員の指導・育成に取り組む『本気』の障害者雇用の実践。また、企業に入る前に「就労者としてのスキル」を学ぶエスワイ・JOBカレッジの事業も実践。その取り組みの狙いと必要性について。
2 「自立可能な循環式特例子会社を目指して」受け手から担い手へ、現場で育む自立プログラム
【発表者】
飯尾 洋子 (ヤマハモーターMIRAI株式会社 リサイクルクリーン課 グループ長)
松下 諒平 (ヤマハモーターMIRAI株式会社 リサイクルクリーン課 リーダー)
【発表概要】

当初は支援者が常に付き添い、複数人で一つの作業やエリアを担当していましたが、現在では多くの社員が単独で作業を行うまでに成長しています。この実現のために様々な取り組みを行い、グループワークを通じたチーム力の強化にも力を入れてきました。今後は障がい者が障がい者を支援する「支援の循環」を目指し新たな役割創出にも挑戦します。本発表ではその取り組みと成果やMIRAI(未来)の展望についてご紹介します。
3 特例子会社によるグループ会社への障害者雇用支援の取り組み ~研修・相談窓口の提供を中心として~
【発表者】
新山 佳奈 (SOMPOチャレンジド株式会社 グループ障害者活躍支援室 サポーター)
友宗 弥和 (SOMPOチャレンジド株式会社 グループ障害者活躍支援室 サポーター)
【発表概要】

当社では、親会社から業務委託を受け、2024年度よりグループ各社での障害者雇用の促進の取組みを開始した。本発表では、グループ会社に向けて提供した全14回の「障害者雇用・活躍研修」と障害のある社員の業務指導者・上司等からの相談窓口での相談内容について、活用状況とアンケートの分析から、効果と課題について報告する。
4 職業リハビリテーションにおける危機介入の実践と教育的支援の試み
【発表者】
豊崎 美樹 (株式会社スタートライン CBSヒューマンサポート研究所 マネージャー)
ウォーラー 美緒 (株式会社スタートライン CBSヒューマンサポート研究所 研究員)
刎田 文記 (株式会社スタートライン CBSヒューマンサポート研究所 主幹主任研究員)
【発表概要】

職業リハビリテーションの現場では、自殺念慮や自傷行為等の様々な危機的状況に直面することがあり、支援職は迅速かつ適切な対応が求められる。しかし、個人情報保護等の観点から具体的な対応事例の共有は難しく、現場で孤立する支援者も多い。本発表では、対人援助職が共通して抱える危機介入事態を確認し、弊社における支援職教育や社内体制を含む、危機介入への取り組みを紹介することで現場支援の一助となる情報を共有したい。
5 中小企業における障害者雇用の段階に応じた取組に関する調査研究 ~障害者雇用事例リファレンスサービスの事例より~
【発表者】
山科 正寿 (障害者職業総合センター 主任研究員)
【発表概要】

中小企業における障害者雇用の促進や、支援機関による事業主支援等の参考に資することを目的にして、現在、当機構ホームページの障害者雇用リファレンスサービスに登録されている中小企業の障害者雇用事例の中から、①雇用を進める時の相談相手や相談方法、②社内理解の促進方法、③業務見直しの方法に関して記載されている内容を再分析して、その集計結果、分析結果を報告する。









