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第4分科会 就労・定着に向けた支援

※ 発表資料を掲載していない方については、発表論文を参照してください。
※ タイトル及び概要は、発表者からいただいた内容を掲載しています。
  また、共同研究者については省略しています。

1 ジョブコーチ事業を活用した地域就労支援モデルの実践に向けた課題と展望

【発表者】

金川 善衛(医療法人清風会 就労支援センターオンワーク ジョブコーチ)

【発表概要】

当センターは2021年4月よりジョブコーチ事業を開始した。併設就労移行支援からの就職者だけでなく、地域の支援学校や就労継続支援などからの就職者も支援する事業モデルを描いたが、地域のケース支援1例目より早期離職に至った。マッチングの問題が原因の一つと考えており、連携の問題が浮き彫りになった。本ケースを通じて、事業モデルの可能性と実現に向けた課題を考察していきたい。

2 安定した継続勤務のポイントを整理・分析する「研究型ジョブコーチ」について

【発表者】

柳 恵太(山梨障害者職業センター 障害者職業カウンセラー)

【発表概要】

山梨障害者職業センターでは令和2年度からジョブコーチ支援において対象者・事業所担当者とともに効果的なセルフケア・ラインケアを見出し、「安定した継続勤務のポイント」として整理・分析する支援(研究型ジョブコーチ)を実施している。本発表では実践例や方法、効果・留意事項等について報告する。

3 委託相談支援事業所による生活支援と就労支援の切れ目のない支援

【発表者】

諏佐 友香(サポートセンター沼南 地域生活支援拠点しょうなん 職場適応援助者/相談支援専門員)

【発表概要】

委託相談支援事業にジョブコーチを配置し、就労支援から見えた生活の課題を一体支援を行っている。また、相談支援事業所の特徴を生かし、福祉サービスの活用、他機関との連携をスムーズに行っている。地域生活支援拠点の特徴を生かし、就労面、生活面の緊急対応を行っている。

4 就労定着におけるメタ認知トレーニングの効果について

【発表者】

小笠原 晴子(特定非営利活動法人アシスト 就労移行支援事業所コノイロ 就労移行支援事業 就労支援員)

【発表概要】

当事業所では、利用者のレジリエンス力を高める目的で、訓練にメタ認知トレーニング(以下MCT)を取り入れている。本研究では、MCTを受けた経験のある就労者の語りを通して就労定着におけるメタ認知トレーニングの役割や効果について検討を行った。
※都合により当日の発表は中止になりました。