資料シリーズ　No.40
EU諸国における社会的企業による障害者雇用の拡大

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概要

欧州連合(EU)諸国では、福祉国家の在り方の見直しに基づき、雇用に再優先順位を与えることにより、すべての人が社会に統合されることを目標とするという方針が打ち出された。こうした政策の一環として社会的企業による雇用創出が推進されている。本書は次の全５章からなり、障害者の一般労働市場統合ためのソーシャルファーム（social firm）などの社会的企業に関する起業支援推進策の沿革、枠組み、政府の取り組み、成果についてEU諸国全体の動向、ドイツ、フランス、イギリス、スペインについてまとめている。

目次

• 第１章 社会的企業による障害者雇用の創出
  • 1.雇用戦略の一環としての起業支援
  • 2.社会的企業と障害者雇用
• 第２章 ドイツの社会的企業
  • 1.積極的労働市場政策の一環としての社会的企業
  • 2.連邦労働社会省による統合プロジェクト
• 第３章 フランスの社会的企業
  • 1.フランスにおける社会的企業登場の背景
  • 2.社会的企業に関する政府の取り組み
  • 3.フランスにおける社会的企業の概要
  • 4.フランスの社会的企業で使用される法的枠組み
  • 5.障害者雇用の動き—適応企業への転換—
  • 6.障害者を雇用している社会的企業の事例
  • 7.フランスの社会的企業の今後
• 第４章 イギリスの社会的企業
  • 1.社会的企業とソーシャルファームの定義
  • 2.イギリスにおける政策と制度
  • 3.社会的企業に対するサポート
  • 4.ソーシャルファームの実状
  • 5.ソーシャルファームの事例
• 第５章 スペインの社会的企業
  • 1.スペインにおける社会的企業登場の背景
  • 2.社会的企業に関する政府の取り組み
  • 3.スペインにおける社会的企業の概要
  • 4.スペインの社会的企業における法的枠組み
  • 5.障害者を雇用している社会的企業の事例

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