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資料シリーズ No.22
視覚障害者のWindowsパソコン利用状況

執筆・報告担当(執筆・報告順)

執筆者
渡辺 哲也 (障害者職業総合センター 研究員)

(目的・方法)

職場等における視覚障害者のパソコン利用状況及びその改良ニーズを把握するために、視覚障害者のWindowsパソコンの利用状況調査を行った。
この調査の具体的な目的は以下の通りである。

(1) 現在の視覚障害者のパソコン利用状況の把握
(2) 現在の視覚障害者のパソコン利用における問題点の把握

(結果の概要)

パソコンを活用して視覚障害者が行うことのできる作業は多岐にわたる。半数以上の回答者が行っている作業を見ると、文書編集、電子メールの送受信、インターネット、表計算、CD-ROM辞書・事典の閲覧、OCRとなる。基本的に文字情報のみを扱う事務的な作業はほぼカバーされていると言える。

スクリーンリーダーは、すべてのアプリケーションに対応するのが望ましいのは当然だが、現在の基本ソフト及びアプリケーションソフトの仕組みでは、これを実現するのが非常に難しいのも事実である。そこで、職場での音声化ニーズの高さから、データベースソフトの音声化、グループウェアの音声化、開発ソフトの音声化への対応が特に強調される。

目次

  • 第1章 調査の目的
  • 第2章 調査の実施
  • 第3章 調査の結果
  • 第4章 提案
  • 第5章 まとめ
  • 資料 視覚障害者のWindowsパソコン利用状況調査票

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