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調査研究報告書 No.40
弱視者用拡大読書器の利用状況と改良ニーズ  —「重度視覚障害者に配慮した職場改善に関する研究」報告書—

執筆者(執筆順)

執筆者
岡田 伸一 (障害者職業総合センター 主任研究員)
渡辺 哲也 (障害者職業総合センター 研究員)
坂尻 正次 (障害者職業総合センター 研究員)

(目的・方法)

視覚障害者の多くを占める弱視者、とりわけ重度弱視者の最も重要な就労支援機器である拡大読書器に焦点を合わせ、弱視者の拡大読書器を使っての作業効率の向上や疲労の軽減のための基礎データの収集を目的に、その普及・利用状況および改良ニーズに関する調査研究を行った。

(結果の概要)

拡大読書器が重要な就労支援機器として重度弱視者を中心に重用されていることが確認された。また、映り込みへの対策や、パソコンとの併用時の拡大読書器の配置の仕方など、職場等における使用環境への配慮事項に関する示唆も得られた。

さらに、開発されてから4半世紀余り経過している拡大読書器に対して、なお種々の改善要望が存在することが確認できたことは、本調査の一つの大きな収穫であった。

目次

  • 第1章 研究の背景と目的
  • 第2章 拡大読書器の概要
  • 第3章 拡大読書器の普及状況
  • 第4章 拡大読書器の利用状況
  • 第5章 職場における拡大読書器の利用状況
  • 第6章 拡大読書器の2色画面の見やすさの評価
  • 終わりに

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