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混合性結合組織病


英語名 mixed connective tissue disease
略称 MCTD
区分 治療対象
就労実態情報 就労関連情報なし
日本の患者数 3229
程度判定基準の有無  
病気の内容 膠原病重複症候群で、全身性エリテマトーデス、全身性強皮症、多発性筋炎/皮膚筋炎を思わせる臨床所見の重複。かつ、血清中に抗U1-RNP抗体が高い抗体価で検出される。
サブタイプ  
病因 自己免疫性疾患
性差 女性が13.4倍
発病年齢 35歳にピークがあるが、どの年齢でも発病する。
予後 良好だが、肺高血圧症、呼吸不全、心不全での死亡例もみられる。
生存率 5年生存率97%
入院の必要 なし
就労の条件 経過観察により、過労や寒冷暴露を避けて、社会復帰をはかる。
視力障害 眼の乾燥(25%;シェーグレン症候群の合併)
上肢障害 レイノー現象。指または手背のソーセージ様の腫脹。筋力低下
下肢障害 筋力低下
大関節 多発関節痛
循環器症状 肺高血圧症(5%)
呼吸器症状 肺機能障害
皮膚 指趾潰瘍を回避するための皮膚の保護
感染しやすさ 白血球減少
寒冷 レイノー現象の防止のため。からだの保温に留意。
身体活動 筋力低下

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【資料出所】

障害者職業総合センター「難病等慢性疾患の就労実態と就労支援の課題」調査研究報告書No.30(1998)付録1

(注意)

本表は付録1を疾患別に掲載したものであり、報告書作成当時(1998年)の内容、表現であることに留意が必要である。