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再生不良性貧血


英語名 Aplastic Anemia (Refractory anemia)
略称  
区分 治療対象
就労実態情報 今回調査実施
日本の患者数 8941
程度判定基準の有無 3段階の生活指導の手引き
病気の内容 骨髄における血球の産生が全般的に低下。
サブタイプ 先天性(Fanconi貧血;手指の欠損、小頭症、知能低下、目・耳・骨の異常、白血病発症頻度高い)と後天性がある。
病因 Fanconi貧血は常染色体劣性遺伝、後天性は70%が原因不明、二次性のものは薬剤、薬物、放射線被曝
性差 男女差なし
発病年齢 年齢による特徴なし
予後 軽症・中等症は長期生存、重症例では保存療法(輸血等)では1年生存率は30%、同胞からの骨髄移植で80%、免疫抑制療法で60~80%の長期生存
生存率 軽症・中等症は長期生存、重症例では保存療法(輸血等)では1年生存率は30%、同胞からの骨髄移植で80%、免疫抑制療法で60~80%の長期生存
入院の必要 Class II(中等度)以上は原則として入院。増悪期/再発期には入院
就労の条件 Class I(軽症)-A型は社会復帰可能、Class I -B型は軽作業のみ
視力障害 眼底出血による
めまい 貧血症状のため
肝臓症状 ステロイド剤の副作用による
出血傾向 血小板減少のため。皮膚や粘膜の点状出血、鼻出血、歯肉出血、紫斑など。
感染しやすさ 顆粒球減少のため
全身症状 顆粒球減少による感染による発熱。倦怠感。
貧血症状 動悸、息切れ、顔面蒼白
寒冷 感染を避けるため
空気環境 感染を避けるため
身体活動 息切れ、動悸
過労 感染を避けるため
高所での作業 貧血症状のため危険
注意事項 ステロイド剤長期投与の副作用による男性化

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【資料出所】

障害者職業総合センター「難病等慢性疾患の就労実態と就労支援の課題」調査研究報告書No.30(1998)付録1

(注意)

本表は付録1を疾患別に掲載したものであり、報告書作成当時(1998年)の内容、表現であることに留意が必要である。