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テーマ10 諸外国の動向

※ 発表資料を掲載していない方については、発表論文を参照してください。

1 フランスにおける新型コロナウィルス感染の影響下での障害者雇用支援について

発表者

小澤 真(大阪府立大学 高等教育推進機構 講師)

発表概要

日本と同様に雇用率制度を採用するフランスでも新型コロナウィルスは猛威をふるい、現在も対策に追われている。この喫緊の状況に関して海外の対応を知ることは我が国の支援にとっても必要であると思われる。民間部門の障害者雇用を支援するAgefiphの対応を紹介しつつ、現場の声も届けることができればこの未曾有の状況の記録としても価値があるだろう。その上で我が国の施策に役立つ可能性のある試みを検証してみる。

2 中東・ヨルダンにおける障害のある方に対する支援

発表者

植松 達也(JICA青年海外協力隊 2019年度1次隊 ヨルダン派遣障害児・者支援)

発表概要

独立行政法人国際協力機構(JICA)で青年海外協力隊として、ヨルダンに派遣(新型コロナウイルス感染症の影響で任期短縮)。主として知的・身体に障害のある方に対し、職業訓練、生活訓練、学習指導、就労支援をしてきた。現地(ヨルダン)の障害児・者の現状、支援方法の問題点、開発途上国で行われている障害児・者支援について報告する。

3 「世界の職業リハビリテーション研究会」設置からの取組と課題

発表者

堀 宏隆(障害者職業総合センター 研究員)

発表概要

従来、諸外国では障害者雇用の理念や制度が大きく異なるため、他国の取組が参考にしにくかったところ、障害者権利条約以降、急速に、雇用率制度、差別禁止・合理的配慮、職業リハビリテーション/援助付き就業等といった、基本的理念や取組が国際的に共有化されてきている。本研究会は本年6月の設置以来、諸外国の最近の取組を紹介し、問題意識のある方々と意見交換等を行っており、本発表ではこれまでの取組や議論等を紹介する。

(注)発表概要は、各発表者から提出していただいた内容を転記しています。