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第13分科会 福祉的就労・学校から一般雇用への移行

※ 発表資料を掲載していない方については、発表論文を参照してください。
※ タイトル及び概要は、発表者からいただいた内容を掲載しています。
  また、共同研究者については省略しています。

1 当事者の自己理解と体調安定による就労準備性の向上 -キモチプラス導入による現場の変化と成果

【発表者】

武田 吉正 (ネクストワン合同会社  代表)

【発表概要】

キモチプラスは、当事者の自己理解とセルフケア力を高めるとともに、情報共有を目的とした障害者雇用、福祉現場で活用されているICTツールです。今回はA型・B型事業所への導入により、自己理解の促進や状態の可視化、情報共有が進み、出勤率20%増、就職者数100%増、残業ゼロといった実績がでた事例をご紹介。現場での活用方法や出勤率、就職率アップのポイント、得られた学びについて共有します。

2 統合失調症で退職後、5年の空白期間に就労支援を組み合わせて活用し再就職したケースについて

【発表者】

黒木 順平 (医療法人メディカルクラスタ たまフレ! 福祉事業部 部長)

【発表概要】

新卒で就職したIT企業での勤務中に統合失調症を発症し退職。数年間のひきこもりを経て、地域の医療・福祉サービスを活用しながら回復。精神科デイケアやB型事業所で体調と生活を整え、就労移行支援を通じて企業実習に参加。作業スキルに加え、障害との向き合い方や対処法が評価され、就職に至った経過を紹介します。

3 雇用の質を高める好循環型就労支援コミュニティの構築 -企業と支援機関のパートナーシップが生み出すこれからの障害者雇用-

【発表者】

橋本 一豊 (特定非営利活動法人WEL’S  理事長)

【発表概要】

本発表は、障害者雇用における「雇用の質」を高めるため、企業と支援機関のパートナーシップに基づくジョブマッチング支援プロセスの可視化・仕組み化に取り組んだ。ツール開発やオンラインプラットフォームの導入を通じ、属人的支援からの脱却と好循環型の支援コミュニティ形成をめざす実践的研究発表である。

4 一般就労への一歩を踏み出すまで ~本人・家族・関係機関・支援者・企業の協働から見えた成長~

【発表者】

谷猪 幸司 (株式会社ヴィストコンサルティング ヴィストジョブズ金沢入江 センター長/就労支援員)

【発表概要】

利用開始当初は自己肯定感が低く、就労意欲が乏しかった利用者が、アセスメントを実施し、段階的に「できたことへのFB」などの支援を通じて行動と意識が変容し、一般就労を目指すまでに至った支援実践を紹介する。作業手順書などの支援の工夫や本人の現場での気づき、スタッフの就労現場での評価・フィードバックをもとに、ご家族や関係機関と連携を取り合いながら本人の成長過程を描く。

5 中学校特別支援学級在籍生徒を対象とした就労支援講座の実践の経緯と展望 -南アルプス市における支援モデルの構築に向けて-

【発表者】

小田切 めぐみ (南アルプス市役所 こども応援部 こども家庭センター 途切れのない支援担当)

【発表概要】

南アルプス市では、「就労支援ワーク」という名称で、市内の発達に課題のある中学生を対象に、「働くこと」について学び、体験し、考えることを通して、将来の仕事をイメージしたり、自分に合った仕事について考えるきっかけを提供する取組を実施している。本報告では、福祉と教育が連携して支援を展開するに至った背景、実践から得られた成果や課題を紹介し、今後の地域における本事業の継続と発展の可能性について述べる。