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第10分科会 障害者のキャリア形成、能力開発

※ 発表資料を掲載していない方については、発表論文を参照してください。
※ タイトル及び概要は、発表者からいただいた内容を掲載しています。
  また、共同研究者については省略しています。

1 障害者の職域拡大 ~生活介護の利用者が働くために、当事業所が取り組んでいる3年目の報告~

【発表者】

岩﨑 宇宣 (社会福祉法人相模原市社会福祉事業団障害者支援センター多機能型事業所 福祉サービス課 職業指導員)
杉之尾 勝己 (社会福祉法人相模原市社会福祉事業団障害者支援センター多機能型事業所 生活介護 利用者)

【発表概要】

生活介護の利用者や重症心身障害児者が仕事を行う上で感じた課題などを通し、現在当事業所で行っている取り組みを報告します。

2 企業と就労支援機関のコラボレーションを通した大学支援者、ご家族に向けた障害学生・若者のキャリア形成支援

【発表者】

渡辺 明日香 (株式会社エンカレッジ エンカレッジ早稲田駅前 所長)
玉井 龍斗 (株式会社エンカレッジ エンカレッジ早稲田駅前 コーディネーター)

【発表概要】

エンカレッジが企業の方と障害のある学生・若者の多様なキャリアや社会におけるインクルージョンを考えるにあたり、当事者を取り巻く大学支援者、ご家族との連携や情報発信に課題を感じ、2021年から試行錯誤をしながらセミナーの開催をしている。実践から企業と支援機関が協同して取り組むことの意義や価値、実践効果について紹介し、障害学生・若者のキャリア形成支援における課題や今後の展望を深めたい。

3 キャリア支援とAIの協働による新しい職業リハビリテーションの可能性② -経営者、支援者、障害のある従業員の調査結果から-

【発表者】

宇野 京子 (一般社団法人職業リハビリテーション協会  理事)

【発表概要】

中小企業では、ジョブコーチ等の資格をもたない組織内支援者が障害のある従業員をサポートしている場合が多い。本事例は、組織内支援者と特別支援学校から就職した従業員のインタビュー調査と職業生活における主観的幸福感の結果、そして経営者のインタビュー結果を用いて、JEED「働く広場」(2025年1月号No.567.pp22-27)で、松為が述べた「三位一体の支援」について考察する。

4 キャリア支援とAIの協働による新しい職業リハビリテーションの可能性③ -AI雇用支援ツールの実践報告-

【発表者】

宇野 京子 (一般社団法人職業リハビリテーション協会 理事)
佐藤 陽 (富士通株式会社 富士通研究所 データ&セキュリティ研究所 リサーチャー)
吉本 潤史 (株式会社レイ 障碍者雇用事業部)

【発表概要】

『キャリア支援とAIの協働による新しい職業リハビリテーションの可能性② -経営者、支援者、障害のある従業員の調査結果から-』の展開を報告する。AI雇用支援ツールについて、AI研究者、組織外支援者、実際にAI雇用支援ツールを活用する障碍者雇用担当者が、導入の効果と課題について報告を行う。

5 職業訓練における体調等の自己管理支援ツールについて ~生活チェックシートのオンライン化~

【発表者】

成田 賢司 (国立職業リハビリテーションセンター 上席職業訓練指導員)
隅本 祐樹 (国立職業リハビリテーションセンター 上席職業訓練指導員)

【発表概要】

職業訓練を安定して受講するためには、自身の体調や気持ち、生活リズムなどの変化に気づき、それに対処するといった管理能力が重要である。本発表では、国立職業リハビリテーションセンターで実施している生活チェックシートの取り組みについて説明するとともに、Google社が提供するグループウェアGoogleWorkspaceを活用した生活チェックシートのオンライン化についても紹介する。