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第2分科会 企業における職域拡大、キャリア支援

※ 発表資料を掲載していない方については、発表論文を参照してください。
※ タイトル及び概要は、発表者からいただいた内容を掲載しています。
  また、共同研究者については省略しています。

1 パラアスリートの雇用と現状について

【発表者】

矢嶋 志穂 (株式会社ゼネラルパートナーズ クライアントパートナーズ部門 企業在籍型ジョブコーチ/スポーツ・コンプライアンス・オフィサー)

【発表概要】

2020東京パラリンピックを機にパラアスリートの雇用は広がっています。弊社からマネジメントを行った身体障がい・知的障がいのパラアスリートの雇用・働き方・セカンドキャリアについて事例をもとにご紹介します。

2 個々の挑戦から全体の進化へ

【発表者】

星 希望 (株式会社 あおぞら銀行 人事部人事グループ 主任調査役/精神保健福祉士/2級キャリアコンサルティング技能士)

【発表概要】

当行では行員の多様なキャリアプランと主体性を尊重し様々な機会を提供、一人ひとりのチャレンジを後押しすることを大切にしている。障がいのある行員も他の行員と同様の業務に従事しており、いわゆる障がいのある行員のための「仕事の切り出し」という考え方がないため、積極的にスキルアップや経験領域を広げている行員も多い。また当事者ならではの視点を活かして活動している者もおり、その新たな取り組みについて発表する。

3 特例子会社における障がい者社員のキャリアアップ推進活動

【発表者】

大﨑 慎一 (日総ぴゅあ株式会社 事業本部 取締役事業本部長)

【発表概要】

私どもは人材サービスの特例子会社として、企業理念の実践と企業ビジョンの具現化に向けた活動として、障がい者社員のキャリアアップを積極的に推進しております。具体的な活動として、①習熟管理チャートを活用した障がい者社員の戦力化(活躍機会の拡充)、②キャリア形成を推進する人事制度を軸とした実現までの経緯について、ご紹介させていただきます。

4 障害のある社員によるグループ内外の事業者に対する障害理解セミナーの開催事例

【発表者】

前角 達彦 (株式会社JTBデータサービス 営業部HR課 精神保健福祉士)

【発表概要】

2024年4月からの民間事業者の合理的配慮提供の義務化や2025年11月のデフリンピック開催を受け、JTBグループ各社や主要なお客様である観光事業者にも障害のあるお客様への接遇や合理的配慮に関する理解・知識が求められている。本発表では、障害のある弊社社員が中心となってグループ内外の事業者を対象に実施した障害理解セミナーの事例を紹介する。

5 電子化作業における効率化のための治具作成

【発表者】

平井 深雪 (げんねんワークサポート株式会社 業務部業務課 課長)
斎藤 翔 (げんねんワークサポート株式会社 業務部業務課 副長)
岩谷 和樹 (げんねんワークサポート株式会社 業務部業務課)
成田 邦義 (げんねんワークサポート株式会社 業務部業務課)

【発表概要】

文書電子化作業では書類の形状に合わせ、メイン、フラットベッド、大型の3種類のスキャナーを使用していますが、チャート紙のような長尺書類を大型スキャナーでスキャンする際、スキャンし終わった書類を畳む作業に時間を要していました。どうしたら効率よくスキャンできるか、障害のあるスタッフ自らが考え治具を作成し、効率化に貢献できたことから、その経緯や成果について発表します。