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第1分科会 企業における採用、配置の取組

※ 発表資料を掲載していない方については、発表論文を参照してください。
※ タイトル及び概要は、発表者からいただいた内容を掲載しています。
  また、共同研究者については省略しています。

1 PC業務拡大に向けた業務適性把握課題・社内実習の取り組み

【発表者】

志村 恵 (日総ぴゅあ株式会社 人財戦略室 企業在籍型職場適応援助者)

【発表概要】

昨年度研究・実践発表会にて、OCR(Optical Character Reader)データの文字(英数漢字・ひらがな・カタカナ)転記課題を使用した業務適性把握の取り組みについて発表した。今年度は新たな課題を組み合わせ、PC業務への適性把握を行った。また、課題通過者を対象に社内実習を実施し、業務遂行能力や適応度を把握した。今回はその取り組みについて報告する。

2 続 GP企業内cafe。価値ある雇用と精神障害者の活躍実現に向けて ~朝日生命様(1月)と前川製作所様(6月)の現在地~

【発表者】

工藤 賢治 (株式会社ゼネラルパートナーズ 事業サポートグループ シニアコンサルタント)
長尾 悟 (株式会社JBSファシリティーズ ダイバーシティ・マネジメント事業部 部長)

【発表概要】

昨年6月にGP企業内cafeサービスをリリースし、第32回職業リハビリテーション研究・実践発表会では200名超の方にご聴講いただきました。企業担当者や支援機関から「現場雇用のハードルを下げる先進的取り組み」との評価をいただいております。実際に、1月から朝日生命相互保険様で、6月から株式会社前川製作所様でスタートしており、理想と現実について包み隠さずお話したいと思います。

3 精神障害・発達障害のある大学生採用:効果的な採用の考え方とプロセス

【発表者】

八重樫 祐子 (株式会社LIXIL Advanced Showroom 経営管理統括部ココロラボ 室長)
小川 健 (株式会社エンカレッジ 大学支援事業部 企業担当リーダー)

【発表概要】

精神・発達障害のある大学生の採用は、採用ノウハウ不足・雇用形態・ポジション創出・サポート体制等を要因に採用企業は限られ、雇用事例が乏しいと聞きます。しかし、LIXIL Advanced Showroomと障害のある大学生の就職支援をするエンカレッジとの連携では、接客・社内SE・人事・広報等複数の事例が生まれています。本会では、その学生の採用プロセスや事例から学ぶポイントについて共有します。

4 障害のある従業員の能力把握と職域開発

【発表者】

湊 美和 (株式会社リクルートオフィスサポート 事業支援部 部長)

【発表概要】

人手不足が深刻化する日本社会において、多様な人材の活躍が求められている。障害のある人材も重要な働き手として期待されているが、「どのように活躍してもらうか」という点で適切な手立てが分からない企業が多い。そこで、障害者の「戦力化」をキーワードに、能力を発揮・伸長できる雇用・定着の仕組みを明らかにする。なお本研究における障害者の活躍とは、本業に貢献するチームの一員として、強みを生かして働いていることとする。

5 たのしいおしごとにっき ~Power Platformによる日報管理システムの構築とデータ活用 episode 0~

【発表者】

原 真波 (三井金属鉱業株式会社 経営企画本部 人事部労政室 ステップ&サポートセンター)
馬場崎 洋貴 (三井金属鉱業株式会社 経営企画本部 人事部労政室 ステップ&サポートセンター 主査)

【発表概要】

弊社ではPower Platformを用いて自社開発した日報管理システムを導入しています。各個人ごとの就業状態、健康状態の記録および情報共有を行い、必要に応じて業務内容の調整、業務指導を行っています。取り組みを継続していく中で、弊社で受け入れた実習生へのフィードバックにも活用を始めました。ただ実習に来るだけではなく、実習生の今後への糧となる情報をフィードバックし、採用につながった事例を共有します。