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第9分科会 評価技法の開発・アセスメントⅡ/企業における採用・職場定着の取組Ⅱ

※ 発表資料を掲載していない方については、発表論文を参照してください。
※ タイトル及び概要は、発表者からいただいた内容を掲載しています。
  また、共同研究者については省略しています。

1 ワークサンプル幕張版(MWS)新規3課題の活用状況調査報告

【発表者】

田村 みつよ(障害者職業総合センター 研究員)

【発表概要】

MWS新規課題については、2019年3月に障害者職業総合センターで開発し試行実施を経て2021年3月より販売を開始し、現時点で一定数の販売実績を見ているところであるが、その活用状況を把握するため、購入機関を対象としてアンケート調査を実施したので結果を報告する。

2 ワークサンプル幕張版(MWS)新規3課題の活用モデルの作成について(経過報告)

【発表者】

藤原 桂(障害者職業総合センター 主任研究員)

【発表概要】

2021年より販売が開始されているMWS新規課題について、課題の特徴を踏まえた上で地域の支援施設の機能等に応じた活用方法を提案するため、「活用モデル」の作成に向けた経過報告を行う。

3 ロースタリー型障害者雇用支援サービス『BYSN』におけるワークサンプルの開発およびEIT研修の実施について

【発表者】

伊部 臣一朗(株式会社スタートライン CBSヒューマンサポート研究所 研究員)

【発表概要】

㈱スタートラインでは新潟県三条市と連携して、珈琲焙煎業務を行う『BYSN』の運営を開始した。BYSNでの業務内容は主に豆の選別とローストであり、各作業の習得に関して個人差が出ることが想定された。そこでBYSNの立ち上げに際し、珈琲の焙煎業務に関わる各作業のワークサンプルを開発し、それを用いたBYSN-EIT研修を行った。今回は開発したワークサンプルの内容とEIT研修の実施結果について発表する。

4 日本の障害者雇用の課題へのPROSOCIALアプローチの活用に向けて

【発表者】

刎田 文記(株式会社スタートライン CBSヒューマンサポート研究所 主幹主任研究員)

【発表概要】

PROSOCIALは、あらゆる種類と大きさのグループの相互の協力を強化する、進化科学・文脈的行動科学・政治学/経済学に基づいたグループの行動変容を促すアプローチである。日本の障害者雇用においては、法令順守やダイバーシティ等の理念の実現と、実際の現場で生じている問題との間で多くの課題を抱えている。本発表では、PROSOCIALアプローチの実践を通して日本の障害者雇用の課題への適用可能性を検討する。

5 企業在籍型職場適応援助者(ジョブコーチ)と関係機関の連携支援による職場定着の取組み事例

【発表者】

相原 信哉(旭電器工業株式会社 管理部人事総務課 障がい者就労支援担当)

【発表概要】

一般企業において障がい者を採用し、就労支援をしながら戦力として活躍出来る社員になるまでには様々な課題に直面する。多くの一般企業は自社内で解決を図ろうと翻弄し、支援担当者が疲弊しまた障がい者自身も課題解決出来ずその企業を去る事例が散見される。発表では入社時から関係機関と連携を図り、迅速に問題解決を図ることで支援担当者の負担軽減を図りながら障がい者にとって働きやすい職場づくりをした事例を紹介する。