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マニュアル、教材、ツール等 No.18
高次脳機能障害者の注意機能検査 -パソコン版 空間性注意検査・軽度注意検査マニュアル-

  • 発行年月

    2005年08月

目的

脳損傷者の社会復帰の阻害要因として「高次脳機能障害」が注目されるようになり、中でも職業リハビリテーションの対象となるような脳損傷者においては、注意障害をもつケースの比率が高く、その注意障害の評価に際し、その重症度を定量的に測定することが課題としてあげられている。また、注意障害は脳損傷者だけではなく、統合失調症の中核症状として、また、学習障害などの軽度発達障害者の行動情緒障害・社会適応障害の主要症状でもあるので、注意障害の評価は、これからの職業リハビリテーションの重要な課題である。

しかしながら既存の注意検査法には、検査の実施・評価に関して、専門的な知識や特殊な検査バッテリーが必要とされ、検査結果の定量的評価が難しい等の問題が見られることが多い。

そこで、当センター研究部門では、専門的な知識や複雑な装置を必要とせず、簡便かつ容易に注意障害の客観的・定量的評価が可能で、かつ、障害自覚を促すために検査結果が即時フィードバック可能な検査法として「パソコン版 空間性注意検査・軽度注意検査」の開発を行い、同時にその利用マニュアルとして「パソコン版 空間性注意検査・軽度注意検査マニュアル」を作成しました。

構成

  • マニュアル編
    • 検査ソフトウエアのインストール
    • 各検査の実施手順等の解説
  • 解説編
    • 検査開発の目的・背景
    • 注意障害および注意障害検査の概説
    • 検査標準化作業および検査標準値の解釈についての解説
  • CD-ROM
    • 検査ソフトウエアインストール用CD-ROM

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