シャイ・ドレーガー症候群
英語名 | Shy-Drager Syndrome |
略称 | |
区分 | 治療対象 |
就労実態情報 | 就労関連情報なし |
日本の患者数 | 478 |
程度判定基準の有無 | 3段階の生活指導の手引き |
病気の内容 | 自律神経系の変性、萎縮病変による起立性低血圧、陰縮、失禁、発汗減少など。 |
サブタイプ | |
病因 | (原因不明) |
性差 | 男が3~5倍 |
発病年齢 | 40~60歳 |
予後 | 起立性低血圧のため寝たきりになる。10年以内に予後不良(死亡)となることが多い |
生存率 | 10年以内に死亡 |
入院の必要 | 高度の小脳症状、言語障害、パーキンソン症状が高度で起立、歩行が全く不能なもの |
就労の条件 | 経過観察による(軽作業が限界) |
めまい | 立ちくらみ、めまい、失神 |
下肢障害 | 運動失調と筋緊張低下(80%) |
歩行能力 | 中等度では車椅子使用可。 |
運動神経系 | Parkinson症状(55%) |
運動失調 | 運動失調と筋緊張低下(80%) |
膀胱障害 | 排尿障害(100%)、失禁するものもある |
直腸障害 | 排便障害(65%) |
貧血症状 | 起立性低血圧(100%) |
精神神経症状 | 物忘れ |
高温 | 発汗低下(70%)により高温は避ける |
身体活動 | 可能な限り日常活動を勧める。軽勤務。 |
長時間の正座や起立 | 不可 |
過労 | 避ける |
注意事項 | 急に立ち上がらない。立つ時には弾性ストッキングを用いる。自動車の運転は避ける |
【資料出所】
障害者職業総合センター「難病等慢性疾患の就労実態と就労支援の課題」調査研究報告書No.30(1998)付録1
(注意)
本表は付録1を疾患別に掲載したものであり、報告書作成当時(1998年)の内容、表現であることに留意が必要である。