特発性拡張型心筋症
英語名 | Idiopathic Cardiomyopathy |
略称 | DCM |
区分 | 治療対象 |
就労実態情報 | 就労関連情報なし |
日本の患者数 | 7862 |
程度判定基準の有無 | 4段階の治療・生活指導基準。 |
病気の内容 | 心筋の変性や繊維化。心内腔の著明な拡大と高度な収縮不全を呈し、重篤なうっ血性心不全や治療抵抗性の不整脈を起こす予後不良の疾患。 |
サブタイプ | |
病因 | (原因不明;一部の症例では遺伝子異常) |
性差 | 男性が2倍 |
発病年齢 | 25~60歳代 |
予後 | きわめて不良 |
生存率 | 発症からほぼ5年以内に死亡が多い(50%)。 |
入院の必要 | 重症心不全状態の場合は安静臥床。 |
就労の条件 | 自覚症状がなくても原則的に座業が望ましい。起立や体の動きは極力短時間でゆっくりしたものにする。顕在化の後は運動禁止、午前午後に安静時間を設ける。 |
循環器症状 | 労作時の動悸 |
呼吸器症状 | 呼吸困難、胸部圧迫感 |
全身症状 | 易疲労感 |
食事制限 | 塩分を控えめにする。 |
身体活動 | 自覚症状がなくても、極力最小限にする。うっ血性心不全が顕在化してきたら、運動禁止。 |
労働時間制限 | うっ血性心不全の自覚症状がでてきたら、午前午後に安静時間を設ける。仕事時間の短縮。 |
過労 | 避ける |
精神的ストレス | 避ける |
【資料出所】
障害者職業総合センター「難病等慢性疾患の就労実態と就労支援の課題」調査研究報告書No.30(1998)付録1
(注意)
本表は付録1を疾患別に掲載したものであり、報告書作成当時(1998年)の内容、表現であることに留意が必要である。