悪性関節リウマチ
英語名 | Malignant Rheumatoid Arthritis |
略称 | MRA |
区分 | 治療対象 |
就労実態情報 | 患者団体の調査 |
日本の患者数 | 5019 |
程度判定基準の有無 | なし |
病気の内容 | 壊死性血管炎による内臓障害を伴った慢性関節リウマチ。 |
サブタイプ | |
病因 | (原因不明) |
性差 | 女性が2倍 |
発病年齢 | 50歳代にピーク |
予後 | 1年後に死亡34%、悪化32%、寛解16% |
生存率 | 30~20% |
入院の必要 | 臥床安静のため症状の観察によって決める |
就労の条件 | 原則的には不可(保温、安静、臥床が原則) |
上肢障害 | 関節・骨の異常(100%) |
下肢障害 | 関節・骨の異常(100%) |
循環器症状 | 心筋炎、心嚢炎(20-30%) |
呼吸器症状 | 肺臓炎(50%) |
消化器症状 | 腸梗塞、イレウス症状があることがある |
皮膚 | 皮下結節(60%)、紫斑(50%)、潰瘍(20%) |
全身症状 | 高熱、全身衰弱(70%) |
知覚異常 | 神経炎による知覚異常 |
寒冷 | 寒冷や湿気に注意 |
身体活動 | 安静が中心だが、適度な運動が必要。階段は負担になる。 |
過労 | 避ける |
精神的ストレス | 重症感を有するので不安や抑うつ気分に対するケアに注意 |
【資料出所】
障害者職業総合センター「難病等慢性疾患の就労実態と就労支援の課題」調査研究報告書No.30(1998)付録1
(注意)
本表は付録1を疾患別に掲載したものであり、報告書作成当時(1998年)の内容、表現であることに留意が必要である。